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アレン追っかけ旅行記 in ロンドン7 --- 7/19 ショッピング三昧。そして、お別れ。

2007年07月28日
 ところで、ワタシのロンドン滞在中、日本でいくつか事件がありました。

 一つ目は7/16の新潟県中越沖地震。ホテルで朝シャワーを使っていた時、テレビのニュースで知りました。

 驚いてしまって……。出かける直前までテレビのチャンネルをカチャカチャいじって、詳細を報じるニュースを探したり、アジアのニュースが載っていそうな新聞を買ってみたりしましたが、イマイチよくわからず。
 ホテルのインターネット・サービスで検索したりもしたのですが、日本語のサイトが表示されません。イギリス国内のニュース・サイトでは、新潟という地域名とマグニチュード、おおよその被災者数は確認できたものの、発生時間やその後の救済活動についての情報は得られませんでした。

こちらから日本赤十字社へ募金ができるようです)

 被災地の状況はまだまだ大変なようですね。心よりお見舞い申し上げます。

 二つ目の“事件”は、ちょっと地震と並べて語るのも申し訳ないんですが、英国ブランドアニヤ・ハインドマーチのショッピング・バッグ騒動の話。こちらの情報は、19日の朝に友人のお母様から電話でもたらされました。

i’m not a plastic bag -- そんなにカッコイイとも思えないけど…? “レジ袋の消費削減をうたって作られた綿製エコバック”だそうですが、欧米のセレブ愛用ということで今や大ブームとなっているとか。

 日本での発売は7/18だったそうですが、7/14(土)に1300コだけ先行販売されるということで、なんと5000人が銀座のショップに詰めかけたのだそうです。で、そこで大混乱。

 14日といえばワタシはまだ日本にいたのですが、台風が近づいていましたし、テレビもつけていませんでしたので、そんなことになっているとは全く知りませんでした(というか、その時点でアニヤ・ハインドマーチなんてブランド名すら知りませんでした)。詳しくはこちらの記事を参照ください。

 友人のお母様曰く、「無理して買ってこなくていいわよ~」

 友人「………」
 ワタシ 「………」

 つまり「あったら買ってきて」という意味なのでは!?

 う~ん、日本人ってどうしてこうなの? ソリャ私たちだってブランド嫌いじゃないけど。むしろ好きだけど。セレブ御用達だからってここまでムキにはならないわよねぇ~。ねえぇ~? こーゆーのって自信の無さの表れじゃない? たかがお買い物バッグでしょー。どんなデザインなんだろー? ネットで検索してみる? そういや本店はハロッズからそう離れていないんじゃなかったかな。行ってみるー? あるかもよー、エコバッグ――

 って……買う気まんまんじゃないですか!!


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 というわけで、アニヤ・ハインドマーチの本店を目指して、ロンドンの“銀座”ナイツブリッジへ繰り出すことに。物欲満タン、典型的日本人の女の子であります。

話題の“エコ・バッグ”のお店 ←こちらがその本店です。

 簡素で小さな店構えですが、ここでもエコ・バッグ発売の日は若い女性が行列を作ったというのですから、びっくりですね。セレブの影響力、恐るべし。
 何の変哲もない綿のトート・バッグですよ? モデルが持てば、そんなんでもキマって見えるのかもしれませんけれども。

 でもね、ワタシだって、もしアレンがここのエコ・バッグを愛用しているってことになったら、ついつい買っちゃうかもしれないなぁ…(*´Д`) ただでさえナマ下唇で気分は最高に盛り上がり、ケッコンしたい!!モードも二晩たっても続いていますし、お財布の紐もゆるくなっている海外旅行の真っ最中なんですからネ。

エコ・バッグは(当然ながら)sold out。まぁ、もともと興味はなかったんだヨと、ここで正気に戻ったワタシたちです(笑)

ナイツブリッジのボッテガさん 代わりに、というわけではありませんが、ボッテガ・ベネタがあったので、自分へのプレゼントを買いました。

 3回もオペラに行けるのですから、それだけでもう大満足で、当初は自分のための大きな買い物はあまりする気はなかったのですが。一つだけ、旅の記念になるものを手元に置いて、長く大切に使うことで、この6日間の素晴らしい経験を思い出すことができますから。

 女性のショッピングは物欲だけじゃないんです。目に見えて触れることができる“モノ”に、さまざまな感情や意味合いを封じ込め、いつでもそれを再現することができる。人生の一瞬一瞬を宝物のように抱きしめる、大切な儀式のような行為でもあるのですヨ……。
(世の旦那様がた、覚えておいてネ♪)

 また、ワタシがボッテガさんが好きということを、友人にはたぶん、大昔に1回しか話していなかったと思うのですけれども、それをちゃんと覚えていてくれて、お店に連れて行ってくれたのがとても嬉しかったです。

ハロッズ その後、ハロッズにも行きました。
 ここでもお土産モノをいくつかゲット。職場でお世話になっている同僚と、父と母と妹と……。
 おおっと、弟のためのお土産を買うのを忘れていました!! 何と、たった今気付いたのですが(←ヒドイ!!)、まぁ奴はアメリカ土産をくれませんでしたから、これでイーブンってことで許してもらいましょう。

 さて、街で食事をしてからいったんホテルへ戻りました。荷物を置いて、夕方までまた出かけるつもりでしたが、友人とベッドの上でお茶を飲んでいる間に根が生えてしまい、またまたお喋り、お喋り。よくもまぁ、朝から晩まで、くだらない話題が尽きぬことよ(笑)

 ふと気が付けば、彼女がバーミンガムへ帰らなきゃならない時間じゃありませんか。
 ホテルのロビーでお別れなんて、そんな味気ないコトはしたくありません。彼女が国鉄に乗り換えるユーストンの駅までお見送りです。

 ユーストン駅の規模と雰囲気は、さしずめ上野といったところでしょうか? 広い構内にはキオスクのような売店が点在し、大勢の人々が忙しげに行き来したり、立ち止まって電光掲示板を見上げて発車時刻をチェックしたりしています。

 この駅からさらにいくつもの路線が伸び、その先にはまだまだ未知のイギリスが広がっているのだなぁと思うと、ロンドンのごく狭い範囲を歩き回っているのがとてももったいない気がしてきました。短い人生、この先何度イギリスに来られるのか? イギリスを知り尽くすことさえ一度きりの人生では難しいのに、世界にはまだまだワタシの知らない国がいっぱいあって――。
 そんなふうに考えると、もう一分一秒も無駄に生きていられない、と焦りの気持ちさえ芽生えてきました。

 これからどんな風に生きていけばいいんだろう……?
 感激や一抹の不安、いろいろな思いが交錯するなか、友人も同じような気持ちだったらしく、固く固くハグし合いながら、自然に涙が出てきました。
 普段はほとんど泣くことのない性格なんですけれども。彼女の前で泣いたことも、たぶん、初めてのことじゃなかったかと思います。

 だいぶ感傷的な気分に浸っていたので、その日の晩はiPodでアレンの歌曲を聴きました。

 ああ兄さんの歌は素晴らしいなぁ。この人の歌があったから「絶対にロンドンに来たい!」と思ったのだし、だからこそ、ここで友人とも会えたのだなぁ。芸術――それを生み出す人間の力って素晴らしい。そして、それに憧れる一心で自分を変えて、憧れを現実にしたワタシもスゴイ(笑)

 カミングアウトしちゃいますと、20代は寝たきりの状態であったり、その後もぐずぐずと患って、社会復帰なんて夢のまた夢だと思っていたワタシです。なので、回復した30代になってから本当の人生が始まったと思っているのですが、「出遅れた」感が強くて焦ったり、迷いの中で過ごしてきましたから、人生を神様からの贈り物として楽しむということがイマイチできなかったのです。

 旅行を思い立った時も、いまやすっかり健康なのに、考えただけで具合が悪くなってきたりして(笑)必要以上にクヨクヨしていましたっけ(*1)。本当に準備が楽しくなってきたのは、5月に入ってからくらいです。

 そして、半年前には信じられないことだけど、こうしてロンドンにやってきて、思う存分、誰はばかることなく、自分を全開にして毎日を満喫しているのです。旅行だけのことではなく、準備に忙しく動いている時だって、どんどん自分が前向きに、行動的な人間に変わってきたように思います。
「そうそう、こんな風に生きたかったのよ、ワタシ」
 準備をしながら、何度そう口にしたかわかりません。

 初めて観た、生のアレン――。

 この人は、自分がこんな風にワタシの人生に影響を及ぼしたなんて夢にも思っていないけど、自分が偉大なアーティストであることはちゃんと承知しているでありましょう。

 そんなアレンのファンでよかった、というか、オペラを含む全ての美しい芸術への感謝の念と、確固たる“自分”を持って生きることの素晴らしさを実感した夜でした。


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(*1)
大袈裟にジタバタするワタシに励ましのコメントをくださった皆サマ、具体的なアドヴァイスをくださった皆サマ、本当にありがとうございました。
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