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着物でオペラ♪-- アレン弁者の《魔笛》1回目

2008年03月01日
2007年7月撮影のフローラル・ホール 2/23(土)、いよいよアレン弁者の《魔笛》ですが、この日はもう一つ楽しみにしていたイベントが。


 そう、着物でオペラ♪でございます!


 昨年末、新国《サロメ》で着物デビューしますっ!と大々的に宣言したにもかかわらず、「練習する暇が無い」と早々と諦めてしまいました。

 しばらくオペラに行く予定もないし、6月の《椿姫》まで持ち越しかぁ~と弱音を吐いていたんですが、そんな私に「一緒に“着物でオペラ”しませんか?」と声をかけてくださったのは、これまたサルダナさんでございました。

 もちろん、一式セットを持ち込んだわけではございません。襦袢やら紐やら足袋やら草履やらは自前ですが、ご親切にも着物と帯を貸してくださったのはロンドンの椿姫さんなのです。

 椿姫さんにも本当にお世話になりました。
 これを企てたのはまさに出発の直前でしたが、快くお引き受けくださったばかりか、前日の夕方にはホテルで帯結びのレクチャーまでしてくださいました。
 お仕事でお忙しいのに、本当にありがとうございました。

 この日の《魔笛》は昼公演。そしてサルダナさんのお友達も一堂に会するということなので、朝から着付けに奮闘しました。

 サルダナさんはお小さい頃から着物は慣れてらっしゃるので大丈夫なのですが、初心者の私は大変です。しかも、この日はアレンお兄さま(←すみません。この時はマジでこういう気分だった;;;)と至近距離で相対することになりますから、しまタン、厚化粧にも気合いが入りまくりですよっ!?(`・ω・´) シャキーン
 サルダナさんに手伝っていただきながら、小一時間ジタバタしました。

 その成果がコチラ↓

 “つづき”の前にランキングもどうぞ♪


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◇ホテルのロビーにて。
(お顔を隠すという条件で、サルダナさんのお写真の公開も承諾していただいています)ホテルのロビーにて

 な、なんとか、サマになっていますでしょうか……?

 着物や帯の柄は……面目ない、覚えていません…orz 写真を撮っておけばよかったのですけれども(それどころじゃなかったもので;;;)。

 お見立ては椿姫さんです。事前に「こーゆーのが着たい!」とかお伝えしたわけではないのですが、持参した草履やショール、羽織の色合いともピッタリでした。さっすが!

 私は羽織もお借りして、11時頃にホテルを出ました。二人で街を練り歩き、地下鉄でコヴェントガーデンへ向かったのですが、通行人がまぁ振り返ること振り返ること(笑)

 ロンドンも人種のるつぼですので、アジア人なんて普段は気にもとめられないんですけど。民族衣装の威力ってスゴイ。
 駅へ歩く途中で通りすがりのオジさんに「コンニチハ!」と日本語で声をかけられたり。振り返る人々の視線も笑みがちで、私には温かく感じました。

 日本で着物を着た日にゃー、着付けの出来や着物の「格」とか、執拗にチェックされたりしますけれども。ここはイギリス。ロンドナーズにはそんなこたぁ関係ない。多少着崩れていたって外国人にはバレませんものね。大胆になれるのが強みです。

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◇《魔笛》のポスターと

おはしょりがモコモコなのは許してね♪ いざ歌劇場に着いてからも、そんな感じで注目されっぱなし。
 椿姫さんがいつも着物でいらっしゃるから、常連サンとか、劇場スタッフの方の中には見慣れている人もいるかもしれませんけどネ。

 サルダナさんのお友達(もち、イギリス人のご婦人がたです)も「Oh, lovely!」と喜んでくださいましたし、ちょっとした話題のネタを提供できたのかもしれません。

 ROHは座席が狭いので、着座の際には「Sorry」と声をかけ合って譲り合うのが習慣ですが、この日は「So beautifull !」だの「Looking pretty !」だの褒められまくりで、目立ちたがりやのワタクシもさすがに面映い気分になったものでした。

 いや~癖になりますぞよ。コレ(*´∨`)

 皆さんも機会があったら、是非是非お試しあそばせ。男性も羽織袴でいかがでしょう? 日本人に生まれたことがとっても誇らしくなりますよ。


 さて、そろそろアレンの話題に移りましょうか。

 今回、顔の広いサルダナさんにくっついて行ったお陰で、イギリス国内のオペラファンのご婦人がたと触れ合うことができました。一応キーンリーサイドのファンでいらっしゃったようですけれども、同時にアレンのファンでもあるって人も珍しくないわけですよ。これがとっても嬉しかったですね。(あ、サルダナさんもアレンとキーンリーサイドの“両刀”です)

 考えてみれば、全然不思議なことじゃないんですけどね。アレンとキーンリーサイド、共通点は多いです。一世代前にアレンが開拓して通った道を、キーンリーサイドがさらに拡張しながら駆け抜けつつある、という感じでしょうか。

 私はアレンのファンとして新参者だし、イギリスのオペラ事情なんて全く知らないのですが、おそらくアレンがROHで活躍していた時代(まぁ今もおじいちゃん役で活躍しているわけですがw)の証人の方々のお話を(英語が苦手なのでほんの少しですが)伺えたのは感動的でした。

「アレンが日本でドン・ジョヴァンニを歌ったの、あなた見た?」
 と問われ、
「いや、それが……ワタクシ、当時は子ども(多少サバ読んでますw)だったのでありまして……ナハハハ」
 としか答えられかったのは寂しかったが。

 ウケたのは、どの方も私がアレンのファンだとわかると、「あら、そう。彼っていいわよね。で、今日のサイン会は行くの?」と異口同音にコメントすること。さすが、皆さんちゃーんとチェックしてらっしゃるのネ(*´∨`)

 私の感覚では、日本でのアレンの知名度って、思っていたほど高くないというか、「まぁ名前くらいは知っているけど……」程度な人が多いような気がするの(まぁ、オペラにどっぷり浸かっている方々の場合は、ファンの私よりアレンに詳しかったりするんですけど)。

 ところがここ英国では、サー・トーマスのご威光はスゴイです。例えるならば、北島三郎とか松方弘樹とか?(一瞬、スター錦野も脳裏に浮かんだw)

 いや、まぁ何でもいいんですが、普通にアレンの話ができて、しかもツンデレ・モードにならなくてもよいとゆーのが、とっても心地良かったデス~。


 で、ようやく《魔笛》なんですけれども、この日は特に眠くもならず、普通に舞台を楽しめました。
 
 200803010230526.jpg   200803010230524.jpg

 ↑こちらが舞台の見た目。最前列の、ちょっと左寄りでした。近すぎて画面に入りきれません。

 この日はAキャストだったからという理由もあってか、歌唱も演技も全体的に良かったです。客席のウケもよかったし。特に、キューマイヤーのパミーナにハマリました。別記事にて詳しく書きますが、モーツァルト作品のヒロインにぴったりな、器用かつ情感豊かな歌いっぷりだったと思います。

 ザラストロは……ん~……、なんか低音がちょっと弱かったです。美声ですけど。んー……。

 アレン弁者は、まぁDVDで観たのと同じですか(笑)
 確かに、事前にどこかのブログで読んだように、最低音は全く出ていませんでしたが、まぁこの役はハイ・バリトンにはキツイですわね。そこ以外は、まぁそこそこ輝いた声も聴こえてきました。「まぁ」という言葉をどうしても入れたくはなっちゃうんですけどね。声はDVDよりは全然良かった。

 ただ、弁者のパートは、ありゃ「旋律のあるセリフ」ですからねぇ……。やっぱり「歌」を聴きたいですよね……。
 2幕冒頭では、地のセリフが入るんですけど、やっぱりアレンの「歌」に惚れた身としては、セリフじゃドキドキはしないです。

 つうわけで、頼みの綱は演技ですよ、演技!!(`・ω・´) シャキーン

 なんというかですね、アレンが演じたことで弁者のキャラクターが本当に生きていたように思います。こちらも別記事で詳しく語る予定ですが、マクヴィカー演出の弁者って、ストーリーに奥行きを与える大事なキャラクターなんですね。小さな役ですが、背後に歴史を感じるのです。わざわざ若めの歌手をあてているザラストロよりも、複雑な人生を歩んできたように観客に感じさせるんですね。

 弁者って、本来は出番は大変少ないんですが、マクヴィカーのこの演出だと、譜面(台本)に無いのによく登場するんですわ。
 サルダナさんと、「初演の弁者もアレンだし。マクヴィカーも気を遣って重要な役に仕立てたのでは?」と冗談を言い合ったりしたんですが、歌もセリフも無く、ただ立っているだけなのに、弁者を中心にザラストロの不可解な集団の正体をあれこれ想像させるというのは、なかなかのモンだと思いました。

 弁者のキャラクターについてはこちらの記事も参照してください

 カーテン・コールで出てきたアレンは、けっこう上機嫌に見えました。
 若い頃とは違って、拍手を受ける時の頭の下げ方が愛嬌があってかわゆいです。

 昔の映像なんかを見てると、「ほえ~、カッコええのぅ~」と思いながらも、カッコつけすぎで微妙に「カチン」とさせられるんで(笑)、そこがツンデレの源泉だったりするんですけど。
 おじいちゃんアレンの“媚”の売り方は、ストレートに「微笑ましい」と感じました。


 次回はいよいよサイン会レポ♪


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