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パリ3日目 4号線の悪夢とサント・シャペル

2008年07月20日
↓パリの1日周遊券。無駄にデカいロンドンのとは違って、日本の切符と同サイズです。
20080720004815.jpg
 パリ3日目の写真です。

 前日のオペラ鑑賞で疲れていたので、チェックアウトの定刻までホテルでぐずぐず。清算を済ませてから荷物を預けて、シテ島のサント・シャペルへ出かけました。

 最寄駅は地下鉄4号線のシテ駅。バスティーユから1号線へ乗り込み、シャトレで乗り換えして1駅目。近いし、これは楽勝楽勝!!
 ……と、思っていたら、ここでちょっとしたピンチに……。

 ご存知の方も多いと思いますが、パリの地下鉄は基本的にドアが自動で開閉しません。1号線は自動でしたけども、4号線は手動です。

20080720013829.jpg 開け方もとっても原始的。レバーをえいやっと回すんですが、これが固いのなんの。

 まぁこちとら、パリ市内の有名な場所しか行かないんで、必ず誰かが開けてくれますんで、この日までは自分で開けなくてもよかったんです(わざわざ人の多そうな車両を選んで乗ったし)。

 この日も、シテ駅ですからね。絶対に、降りるのは私以外にもいるに違いないと思っていました。

 ところがドッコイ。

 シャトレ駅で私の後から乗り込んできたオジサン。なぜかアコーディオンを抱えておりまして、「ぼんじゅーる!! まだ~む、むっしゅ~♪」なんて挨拶してから、いきなりジャカスカ演奏を始めるんですわ。

 最初は「ふーん、パリっぽい(?)ジャン」なんて思っていたんですけど、シテ駅に着いてもドアの前を離れないし、演奏も止めないわけですよ。
 おまけに周囲の人、誰ひとりとして降りようとしない。

 こりゃマズイ!! と、慌ててアコーディオンおじさんを避けて、不自然に身体をひねった体勢で手動ドアを開けました。


 ガコンッ!!


 ものすごい勢いで開いたもんだから、こちとら重いショルダーバッグを抱えていますし、これまた妙な姿勢で弾き飛ばされたわけです。
 ドア近くに座っていたオヤジに激突してしまったもので、「あわわ、スイマセン、スイマセン」って謝りながら、降りそこねてもいけないので必死でホームに脱出したんですけど。

 一息ついて出口に向かって歩き出そうとしたら、足の付け根と背筋が痛い……;;;;

 そのうち治るだろうと思ったんですけど、これが時間が経つにつれてどんどん痛みが増すんですよ。

 目的のサント・シャペルに着いた時には(徒歩数分ですけど)、もう真直ぐに歩けないわけ。完全に左右の足の長さが変わっちゃって、普通に足を引きずっているわけです。

 まぁ痛いと言っても病院に行くほどではないし、翌日には治るだろうと思ったので、そのまま観光を続けることにしました。

 予想に反して、この後ロンドンに移動してからも、ずう~~~っと足を引きずった状態が続いたんですが。

 くっそー、パリの手動ドアめ。アコーディオンじじいめ。これのせいでアレンのリサイタルに行けなくなったら、てめーらどー責任とってくれるんじゃぁ!? 

 初めて地下鉄を利用した時には窓口のネーちゃんに切符の販売拒否られるし(フランス語VSヘタな英語の押収の末、敗北したので、どうして売ってもらえなかったのか未だに謎)、販売機はわけわからんし、ホームの表示は不親切だし、パリの地下鉄に嫌~なイメージを抱いてしまったしまタンです。

サント・シャペルの外観 さて、愚痴はここまでにしておいて、サント・シャペルです。

 13世紀のゴシック建築の傑作、サント・シャペルは、パリ最古のステンドグラスが大変有名。
 この日はラッキーなことに天気もたいへんよかったので、ステンドグラスを鑑賞するにはうってつけでした。

 現地に到着したのは11時ちょっと過ぎだったでしょうか。既にかなり長い行列ができており、20分近くは並びました。

 チケット購入の順番を待つ間、塀に貼ってあるビラなどを眺めておりましたが、この日の夕方にはサント・シャペル内で何かクラシックのコンサートが開催されることになっていたようです。

 曲目はよくわかりませんでしたが、大きな建物ではありませんし、あんまりデカい音を出すとステンドグラスが割れちゃう(!?)――かどうかはわかりませんが、おそらく室内楽の類でしたでしょう。
 なかなか素敵な企画です。


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サント・シャペル 最高裁判所の敷地内にある為、入り口では手荷物検査があります。無事にパスして、門の中へ。

 こちらが正面に回った外観。

 ゴツくて男性的なゴシック様式は、離れて眺めると壮麗ですが、近づくとたいへん圧倒されます。そんなに大きな建物ではないのに。

 周囲には普通に自動車が駐車してあったりします。観光客も多く、あちこちから各国語の喋り声が聞こえますが、それらがシャペルの外壁や石畳、建物を取り囲む石塀に反響して、かえってしいんとした静けさを感じるのです。

 石の文化独特の、時代の切り離された感覚――21世紀と13世紀の空間がコラージュのように寄せ集められて一つの絵を形成しているかのような、西側ヨーロッパの雰囲気を肌で感じました。

20080720012439.jpg 1階の礼拝堂。

 想像よりも天井が低く、狭いです。

 前回の旅行での反省から、今回は親からムリヤリ借り受けたデジカメを持参したのですが、イマイチ使い方がわからず、暗い場所ではキレイな写真が撮れません。

 そこで、泣く泣く携帯電話のカメラを利用することに。

 すると、係員の兄さんに「ダ~メ」と日本語で叱られてしまいますた。

 写真はOKですが、電話を使うなということだったらしいです。そりゃ失礼。ってか、べつに電話をかけるつもりじゃなかったんだけどね。撮影モードの設定をしていただけだったんですけど。
 どうも日本の携帯電話はハイテクすぎて、イジっているとイロイロと誤解を受けるようです。

 そこで、画面をクルッと回して折り畳んで、電話っぽく見えないようにして撮影続行。どんなもんだいっ。恐れ入ったか、フランス人!!(←足の恨みは根深いのです)

 狭い階段を上がって、2階へ。

サント・シャペルのステンドグラスサント・シャペルのステンドグラス2

 ステンドグラスの光がこんなに蒼々と聖らかだったとは――

 まるで深夜、月光に照らされた海面の光を、透き通った海の底から見上げているような気分です。

 壁際にぐるりと並べられた折り畳み椅子に腰を下ろして、首が痛くなるまでこの蒼い光を眺めていました。

 ヨーロッパ史における中世は「暗黒の時代」と呼ばれていますが、中世の暗さ、閉塞感、封建的な感じがとても好きです。

 建築ってとても面白くて、空間をそこで区切って、内側にその建物が造られた時代の精神を閉じ込めておく力がありますよね。

 気に入った建物の中に入ると、意識的に何かを観るわけでもなく、とにかくその空間に身を置いてぼうっとしているのが好きです。

 この後ロンドン行きの飛行機に乗らなければならなかったので、サント・シャペルには結局1時間くらいしか居られませんでしたが、時間の制約がなければ夕方くらいまでこの雰囲気に浸っていたかったです。
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